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2011.11.10
A-0009. X線CTのみで寸法測定精度を保証するTomoScope — TT
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ X線CTのみで寸法測定精度を保証するTomoScope 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「X線CTで高精度寸法測定!?」 2011年11月10日号 VOL.009 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ この10日間、 「TomoScopeは、X線CTのみで寸法測定精度を保証できます。」 これが言いたくてうずうずしていました。 世界で初めて、寸法測定可能なX線CTスキャン(Dimensional CT)である TomoScopeを発売し、導入実績を伸ばしてきたWerth社ですが、 225kVのX線CT装置で、その精度 MPE E = 4.5 + L/75 um は今なお、世界最高レベルです。 そしてこれは、X線CTのみによる測定精度です。 なぜ、これが言いたくてうずうずしていたかというと、 「WerthのTomoScopeは、三次元測定機として精度保証していますが、 X線CTの精度は保証していない。」 という誤解が広まっているいることに気が付いたからです。 現在、X線CTによる寸法測定の規格作りは、世界で活発に議論されています。 Werth社も社長の Dr.Christoph 自らがそのような会議で奮闘しています。 しかし、規格が完成するのを待っていては、 この測定機の恩恵を受けることができるのは、ずっと後になってしまいます。 (TomoScopeであれば、規格ができた後も損はさせません!) 実際にTomoScopeをご購入頂き、ご使用頂いている、ある国内大手電機メーカー様は、 納得がいくまで寸法精度をご評価頂き、 「これで社内のトレーサビリティも合格できる」 というお言葉まで頂けました。 (大きな企業様ということもあり、管理体制が厳しく、測定機の評価も徹底したものでした。) もちろん、国際的な標準規格は必要と考えており、 我々もできるだけ協力したいと考えています。 それにより、恩恵を受ける方々が多くいらっしゃることも事実です。 でも、本当に装置を導入して運用し、利益に結びつける活動をしなくてはならないお客様は、 納得がいくまで徹底的にデータを集めて評価されることは、今後も変わらないでしょう。 さて、どうして「TomoScopeは本当は寸法測定できない」という誤解が生まれるのか、 Werth社も当社も心当たりはあります。 a) 三次元測定機ベース →TomoScopeは三次元測定機がベースです。 →そのため、X線CTはおまけ。精度は三次元測定機で保証。という誤解が生じます。 →TomoScopeは出荷時に三次元測定機として精度保証しています。 →さらに、X線CTのみの精度確認テストも実施し、スペックより良い状態で出荷します。 (設置環境が多少悪くても、設置時にスペック合格するようにするため。) →三次元測定機の精度保証をするセンサーは、マルチセンサーのご注文がなければ、 出荷前に取り外してしまいます。 つまり、X線CTだけの装置でも、三次元測定機がベースなのです。 b) マルチセンサー式 →TomoScopeは、X線CT以外にも接触式や非接触式のセンサーを追加できます。 →何らかの理由で、X線CTで精度が出ないときでも、別のセンサーで補正ができます。 →しかし、この補正は必ず必要なものではなく、そういう状況になったときだけです。 →国内で多くのサンプル測定やデモを実施していますが、全てこの補正なしで解決できています。 c) 原理がそう簡単ではない。 →説明したつもりでも伝わっていないことがあります。 →長くお付き合い頂いたお客様に、後になってようやくご理解頂ける内容が多々あります。 →特にCTにお詳しい方は、Werth社特有の技術的背景を飛ばした状態で、 装置を理解したと思われる方が多く、本当の原理理解に時間がかかります。 詳しい情報は、記事として出版されています。 例えば直近では、雑誌「計測技術」の2011年7月号などがあります。 また、年内にデータ付きの雑誌投稿も2件予定しています。 しかし、一番信頼できるのは、実際にご評価頂くことです。 現在、TomoScopeはデモで大盛況ですが、お問合せお待ちしております。 -- 高野智暢 ☆TomoScope専門サイトはこちら☆