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2018.09.12

A-0084. 当社の技術員に求められる専門知識 — TT

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当社の技術員に求められる専門知識

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「X線CTで高精度寸法測定!?」
2018年9月12日号 VOL.084

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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当社で技術の仕事を遂行するには、幅広い専門知識が求められます。

何だか新しいことがなくて飽きてきたなぁと思った頃には、
必ず新しい刺激が降ってきます。

そもそも飽きている暇もなく、たくさんの刺激
(というか国内外からの出張要請)が集中することもあります。

扱っている装置が進歩し続ける最先端のオプトメカトロニクスの
システムなので、狭い専門性では太刀打ちできないのです。

普段必要となる学問分野をざっと挙げてみると:


  英語(読む、書く、聴く、話す)

  数学(代数学、幾何学、解析学、統計学)

  物理学

  機械力学、材料力学、熱力学、流体力学

  幾何光学、波動光学

  電気工学、電子工学、半導体工学、通信技術

  計算機工学(ハードウェア、ソフトウェア)

  制御工学

  計量学、計測工学


という感じになります。

重複している分野もありますし、
このような分類では収まらない場合や
ここに挙げたものでは足りない場合もあります。

とても膨大な量ですが、
単に表面的な概要をなぞっただけでは
使い物にならないことがほとんどで、

ある程度深くまで理解して、概念を現実とリンクさせて
計算しながら応用することが必要になります。

とても記憶では対応し切れないので、抽象化と
アナロジー(共通点を見付けて類推、類比)が有効です。


さて、とても有名な「機械」と「電気」のアナロジー
について書こうと思っていましたが、

ただ対応表を書くだけでは面白くないし、
ありきたりなポイントを書くだけでは、
よく知られたことを偉そうに書いているようで恥ずかしいので、

今回は見送ります。


やはり、機械と電気のアナロジーで キーとなるのは、
(微分の計算ではなく、)微分という操作の概念と
微分方程式による抽象化になると思います。


それから、
何かと力不足で、ご不便をお掛けしている方々には、
いつも大変申し訳なく思っております。

これからも精進を続けますので、
変わらぬご愛顧を頂戴できましたら幸いです。

--
高野智暢


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◎以下の展示会に出展します◎

・JIMA2018(第9回総合検査機器展)
   日程:9/26(水)~9/28(金)
   会場:東京ビッグサイト東4ホール【J-72】

・JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)
   日程:11/1(木)~11/6(火)
   会場:東京ビッグサイト東7ホール【E7007】 
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