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ISO 10360 のタイトル一覧

発行：エスオーエル株式会社
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連載「X線CTで高精度寸法測定！？」
2022年9月14日号　VOL.139

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数学には、二コラ ブルバキ という人(達)が書いた
「数学原論」という本があります。

購入はお薦めしませんし、アンチ ブルバキ の人々も多いので、
アンチの人々に改心を迫るようなつもりもありません。

でも、私は、ブルバキ が好きです。
正確に言うと、「数学原論」を作り上げた過程や形式が好きです。
なので、「数学原論」を眺めて、その存在を芸術品のように感じますが、
通読しようとは思いません。

意図的に数学の面白み（の一面）を削いだ「数学原論」よりも、
世の中には読み進めて面白い数学の本がたくさんあります。


　私には、弟が二人いて、そのうちの一人が法律家です。
　実家に帰ると、法律の本がたくさんあり、
　弟は裁判の「判例」をたくさん読んでいます。

　私は、法律や判例を読んで、同じように熱中することはできませんが、
　法律をまとめて、運用する人類の活動に敬意を持ちます。


私自身は、「数学公式集」「半導体データシート」「理科年表」とか、
いろいろなプログラミング言語の「仕様書」が好きです。
これらは、よく読みます。

今の子供達がポケモンに熱中するように、
自分は小さい頃から、化学物質の特性や物性とか、
数式とかの知識をコレクションするのが好きでした。

「NISTデータベース」「SEMI規格」「ISO」「JIS」も
同じような感覚で読みます。

人類の努力の結晶であり、芸術品のように感じます。
そして、実用的です。


JISのハンドブックは、読んでいて楽しいです。
関連文章がコンパクトにまとまっていて、使いやすいです。

仕事に関連して、読む頻度が比較的高いJISハンドブックは、
「鉄鋼」「非鉄」「機械要素」「機械計測」
「ねじ」「品質管理」「製図」「工具」です。

その中でも「機械計測」は、仕事上で必須です。

今、手元には、「2022年版」「2017年版」「1997年版」の
「機械計測」があります。

2022年版は、1959ページあります。
1997年版が、753ページなので、2.6倍ほどになっています。

内容の変化を読み解くのも楽しいです。
努力の形跡や意図が読み取れると、なかなか興奮します。
（幸運にも、当事者の方々にお話を伺う機会もありました。）


さて、今回の記事の目的は、
2022年版の「機械計測」に載っている
ISO 10360 関連のタイトルを列記することでした。

タイトルには共通で、
「製品の幾何特性仕様（GPS）- 座標測定機（CMM）の受入検査及び定期検査 -」
とありますので、これは省略しました。


　　第1部 : 用語
　　　ISO 10360-1 : 2000  (JIS B 7440-1 : 2003)

　　第2部 : 長さ測定
　　　ISO 10360-2 : 2009  (JIS B 7440-2 : 2013)

　　第3部 : ロータリテーブル付き座標測定機
　　　ISO 10360-3 : 2000  (JIS B 7440-3 : 2003)

　　第4部 : スキャニング測定
　　　ISO 10360-4 : 2000  (JIS B 7440-4 : 2003)

　　第5部 : シングル及びマルチスタイラス測定
　　　ISO 10360-5 : 2010  (JIS B 7440-5 : 2013)

　　第6部 : ソフトウェア検査
　　　ISO 10360-6 : 2001  (JIS B 7440-6 : 2004)

　　第7部 : 画像プローブシステム付き座標測定機
　　　ISO 10360-7 : 2011  (JIS B 7440-7 : 2015)

　　第8部 : 光学式距離センサ付き座標測定機
　　　ISO 10360-8 : 2013  (JIS B 7440-8 : 2015)

　　第9部 : マルチセンサシステム付き座標測定機
　　　ISO 10360-9 : 2013  (JIS B 7440-9 : 2017)

　　第12部 : 多関節アーム座標測定機（CMM）
　　　ISO 10360-12 : 2016  (JIS B 7440-12 : 2019)


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高野智暢