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2010.03.20
B-0007. ドイツWerth社の最新情報 — AT
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ドイツWerth社の最新情報 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの?」 2010年3月20日号 VOL.007 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 三次元測定機やアプリケーション例について学んだことなどをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 皆さん、こんにちは。 いきなりですが、先週1週間、 私はドイツのギーセンにあるWerth社で研修を受けてきました! 装置のオペレーショントレーニングと、工場見学をしてきましたので、 今回のメルマガではWerth社の最新情報をお届けしたいと思います。 *Werth社とは 正式な社名はWerth Messtechnikと書きますが、 日本語では「ベアト」と読みます。 1951年に設立し、今年で59年目の会社です。 当初は投影機を製造をしていましたが、1960年代に三次元測定機の製造を始め、 現在では画像センサーやプローブ、レーザー、X線等お客様のご希望に沿った ソリューションを提供できるマルチセンサー式の三次元測定機をご提供しています。 *マイスター制度 ドイツでは職人になる為に「マイスター制度」という厳しい資格制度があります。 マイスターの資格を取得するためには、 見習いとして3年間働きながら職業学校に通い、さらに徒弟(Geselle)として 3~5年間の研修を積んだうえで試験に合格しなければなりません。 その為、ドイツでは中学生でもう自分の進路を明確にしている子供が 少なくないそうです。 Werth社にも特殊技術を取得した職人がたくさんいます。 1つ例を挙げると、 以前このメルマガでもご紹介しました、ファイバープローブ。 最小径20umのガラスファイバーでできたプローブですが、 これは職人が手作業で作っています!! Werth社内の一番奥にある小さな部屋で、専門の職人が 1つ1つ熟練の技を駆使して作っているんですね。 私も実際に見てきました! 1本作るのに1週間かかることもあるそうです! *Werthの最新ソフト 昨年末に、測定機に使われているソフトが新しくなりました。 実際にオペレーションをしてみて感じた事は、 三次元測定機はもちろん装置自体の性能も大切ですが、 使い勝手、汎用性、データ解析力、応用力、、、など 「得たい情報を簡単に正確に、そして速く」という点がとても重要だという事です! 現場で毎日装置を扱っていらっしゃる方は、 尚更、測定に効率化は大きなポイントだと思います。 今回新しくなったソフトは、使い勝手の面で、よりお客様目線になりました!! 是非、実際に使って試してみて頂きたいです。 以上、今回はWerth社の最新情報をお届けしました。 -- A.T