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2010.04.20
B-0008. 三次元測定機で厚み測定 — AT
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 三次元測定機で厚み測定 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの?」 2010年4月20日号 VOL.008 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 三次元測定機やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 皆さん、こんにちは。 先週4/15、16にパシフィコ横浜で開催されましたMEDTEC JAPANは お陰様でたくさんのお客様にお越し頂きました。 ありがとうございました。 展示会場で多かったご相談に、 「金属の表面に膜を貼っていて、その厚み測定を短時間で精度よく測りたい」 というご要望がありました。 断面切断し、三次元測定機の接触式や画像センサー等を組み合わせて、 時間と手間をかけて測定していらっしゃるようです。 そこで今回は、Werth社独自のCFPという 簡単に非破壊で厚みを測定するプローブをご紹介したいと思います。 *CFP(Chromatic Focus Probe) CFPとは「色収差プローブ」のことです。 原理を簡単にご説明すると、 このプローブは白色光をレンズに通して色収差を使うことで測定します。 白色光とは、赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、青紫といった単色光が 混合した光です。 それぞれの光は一定の波長を持っています。 サンプルにこの白色光を当てると、 混在したそれぞれの単色光が、その波長によって異なる焦点を持ちます。 さまざまな波長がありますので、 例えば金属に膜を貼ったサンプルを測定した場合、 ある単色光はサンプルの膜の表面で焦点を合わせ、 また、別の単色光はサンプル膜の内側の面、つまり金属の表面で焦点を合わせます。 この2つの焦点間の距離を解析することで 簡単に、非破壊で、高精度に膜の厚みを測定することが可能です! 膜の材質は、赤外線が透過できれば、 ガラス、プラスチック、ペンキ等の塗料など幅広く対応しています。 しかも、高さ分解能10nm、精度は0.5um以下です!! 以上、今回は「三次元測定機で厚み測定」をお届けしました。 詳細な資料もご用意しておりますので、 「表面に貼った膜の厚み、厚みムラ」で測定のお悩みがございましたら 是非一度、弊社にご相談下さい。 -- A.T