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2015.10.21
B-0031. X線CT装置TomoScope最新情報 — AT
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ X線CT装置TomoScope最新情報 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2015年10月21日号 VOL.031 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。 今週、ドイツのWerth社からアジア責任者のBahlo氏が来日しています。 今回はその中からTomoScopeの最新情報に絞ってお伝えしたいと思います。 まず、ドイツと言うと真っ先に気になるのが、あの大手自動車メーカーの 排ガス不正問題の影響についてです。 開口一番この話を投げかけると、Bahlo氏も「やっぱり」という雰囲気で 丁寧に実情を教えてくれました。 不正発覚から約1ヶ月が経ち、今はやっと混乱が落ち着いて対応を一つ一つ進めている という段階のようです。 Werth社は測定機だけのメーカーで主要なお客様は自動車関連が多いですが、 お引き合いの状況としては、今のところ大きな変化までは出ていなく、 各社様、市場動向を注視して判断のタイミングを待つという「Watch」 というレベルだそうです。 日本にとってもこの問題は影響が大きいはずで、 ニュースやインターネットでも「日本の自動車メーカーへの影響は」という記事が多くあり、 総称して「日本の自動車メーカーがシェアを伸ばすだろう」というような内容です。 いずれにしても、ドイツにとっても日本にとっても自動車業界は関わる企業が多く、 他人事では全くないニュースです。 話は変わりまして、TomoScopeに関連するところですが、箇条書きにしてみます。 1.TomoScopeの販売台数: 寸法測定用X線CT装置として2005年に発売開始されて以来、 リーマンショックの影響などもあり、「飛躍的」とまでは言えない伸び率でしたが、 ついに今年は過去最高台数が見込めているそうです。 日本もお陰様で順調です。 X線と言うと、どうしてもまだ「観察用途」というイメージが強いですが、 「寸法測定」という特徴がようやく製造業界内でも認知されて来たのかなと感じます。 弊社のメルマガを読んで下さっている皆様からも、 社内の関連される方に転送して頂いたり、ご紹介して頂いたり、 いつもありがとうございます。 2.複合材料部品の解析: 最近Werth社が取り組んでいる新しい機能として、MSP-CTというものがあります。 以前にも何度かご紹介していますが、やっと実際のデータに触れる機会がありまして、 この機能の良さを体感したところです。 MSP-CTとは、複合材料のサンプルを測定する際に使うもので、 例えば樹脂と銅端子で形成されるコネクタなら、1回目は樹脂を綺麗にとる条件で、 2回目は銅を綺麗にとる条件でスキャンします。 これら2つのデータの良いところを重ねるようなイメージで1つのデータを作ります。 それにより、通常樹脂と銅では「アーチファクト」と言うノイズが生じ、 銅の周りの樹脂が上手く撮れないという問題を軽減することが出来ます。 データさえ上手く取得出来れば、その後の解析にも幅が利くので、 例えばコネクタ全体をSTL化して、CADとの偏差を解析したりすることも可能です。 3.お知らせ: ①展示会情報: 2016年1月に東京ビッグサイトで開催されるオートモーティブ ワールドに出展します。 TomoScopeのデモ機は持って行きませんが、かなり本物そっくりな模型は 展示出来るよう進めていますので、是非お越し頂ければと思います。 ②HP情報: 実は弊社HPにはTomoScope専用のサイトがあります。 TomoScope専用サイト 自社で全て作っていますので、なかなか見つけにくかったり、内容が未完成だったり 後手後手感がありますが、今このページをお客様のご意見を参考に作り替えています。 数週間でアップ出来ると思いますで、宜しくお願いします。 今週も、最後までお読み頂いて、ありがとうございました。 -- A.T ☆TomoScope専門サイトはこちら☆