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2019.05.08
B-0073. 2019年 Werthセールスミーティング — A.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 2019年 Werthセールスミーティング 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2019年5月8日号 VOL.073 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 先週、Werth(ベアト)でセールスミーティングがありました。 毎年Werthでは、ドイツのギーセンにある本社にて、 各国の子会社や代理店から数名ずつが集まり、 新しい機種や機能の紹介、1年間の振り返りなどを行います。 今年は、TomoScopeに関して新機種、新機能が開発され、 例年にも増して収穫の多い内容でした。 (※因みにTomoScopeとは、寸法測定用のX線CT装置です) 早速、皆さんにもご紹介します! ■ TomoScope FQシリーズ(新機種): ついにライン対応モデルが登場しました! FQは、Fast Qualifierの頭文字です。 現状ではTomoScope SとLの機種がFQシリーズに対応しています。 まずバーコードからサンプル情報を読み取り、 サンプルは装置の天井からロボットにて装置内の回転テーブル上に セットされます。 スキャンは約30秒! リアルタイムで3Dデータ化・解析を行います。 自動で合否判定をし、 NG品は何が理由でスペックから外れたのかすぐに・簡単に確認出来ます。 既にドイツで実績が出ました。 今後益々増える自動化のニーズにお応え出来るモデルです! ■ TomoScope XS Plus(新機種): 発売以来世界中でご好評頂いているTomoScope XSの進化版です! TomoScope XSはこれまで通り主力ラインナップですが、 これに加えてTomoScope XS PlusはX線管と検出器が上下に動く機構を搭載し、 上下方法の分割スキャンが可能になりました。 装置の大きさはほぼ変わらず、 測定可能サンプルサイズが直径方向で約2倍、高さ方向で約2~7倍です。 (搭載する検出器により変わります) X線の出力が160kVまでの為、樹脂サンプルがメインとなりますが、 「TomoScope XSでは入らないけどTomoScope Sは高い/装置が大きい!」 というお客様にとっては丁度良いモデルです。 ■ TomoAssist(新機能): TomoScopeでスキャンする際の条件設定を自動で行う機能です。 こちらはTomoScopeをお使いになる方に対して、 かなりお役に立てる機能だと思います。 通常X線CT装置の場合、 X線の管電圧や管電流、露出時間、ステップ数、取込回数、倍率、フィルターなど スキャンをする際に条件を決める必要があります。 これらの設定の仕方により、測定結果も影響を受けます。 TomoScopeを使いはじめのお客様は、 この条件出しに時間が掛かることも多いのですが、 新機能TomoAssistを使えば、その課題がクリア出来ます! 使い方は、 まずサンプルを30秒位でスキャンし、大きさや厚みを装置に認識させます。 その後、ソフト上でサンプルの材質を選択します。 すると、自動でスキャン条件が出てきます。 これで良ければそのままスタート、 微修正をする場合は手入力で変更しスタートを押すだけです。 Werthが行った検証では、 Werthの経験豊富なアプリケーションエンジニアが設定した条件より、 TomoAssistの方が高精度に測定出来たそうで(しかも勿論早い!)、 Werthも自信を持っている新機能です! 次のバージョンのWinWerth(オリジナルソフトウェア)から搭載可能ですので、 おそらく今年の夏か秋頃にリリースかなと思います。 他にも細かな(細かなと言ったら怒られそうですが)ソフトウェアの 追加機能や使い易さの改善は色々進んでいました。 全て次のバージョンのWinWerthに搭載される予定です。 今週も、最後までお読み頂き、ありがとうございました。 -- A.T