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2019.08.07

B-0076. 寸法測定用X線CTの業界 — A.T

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寸法測定用X線CTの業界

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2019年8月7日号 VOL.076

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



こんにちは。営業の高鍋鮎美です。


Werth社が2005年に世界で初めて「寸法測定用X線CT装置」を
開発してから14年が経ちました。

その約2年後に初めての競合さんが登場し、
暫く特に日本においてはその2社で展開していましたが、

この数年間、この業界は毎年のように新規参入があり、
今現在、5~6社はいる状況です。


一方で、マーケット自体も10年前に比べると格段に大きくなっており、
特にこの2~3年はより多くの企業様に

「CTで高精度な寸法測定が出来る」

という事実をご認識頂いていると思います。



実際にWerth社では、

2011年の売上でCTが占める割合は約5%だったのに対し、
2019年は約30%になる見通しだそうです。


Werth社はドイツの大手三次元測定機メーカーで、
まだまだ多いのはScopeCheckやVideoCheckシリーズといった
三次元測定機ですが、

売上自体も右肩上がりの中、
TomoScopeシリーズの割合が30%も占めているというのは、

今後、ある程度の業界でトレンドやニーズが
CTの方向にいく事を示唆しているように思います。



既にご存知の方も多いと思いますが、
CTの良さは何と言っても

「非破壊」「非接触」で、
「サンプル全体のデータを取得出来る」という事です!


ここから機種に応じて、

・高分解能(数μm)が得意
・大きいサンプルにも対応出来る
・金属や複合材料でも鮮明なデータを出せる


などの対象範囲があり、十分な3D結果が得られると、

・CADを使った解析
・寸法測定
・内部の観察、欠陥解析
・肉厚、面積、体積測定
・リバースエンジニアリング


といった用途でご活用頂けます。



今、CTは活況な業界だけあって、
新モデルや新規機能がどんどん出て、
より市場のご要望にお応え出来るよう開発が進んでいます。


TomoScopeシリーズも今年5月に新ラインナップが加わり、
且つオリジナルソフトWinWerthも、もうすぐ(秋頃)新バージョンが
リリースされる予定です。


弊社も現在デモ機を3機種揃えて、
サンプル測定やデモのご対応をしています。

ご興味のある方は是非、貴社のサンプルでお試し頂ければ幸いです。


今週も、最後までお読み頂き、ありがとうございました。


--
A.T

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