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2020.02.05
B-0082. 中小企業でのTomoScope ご活用例 — A.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 中小企業でのTomoScope ご活用例 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2020年2月5日号 VOL.082 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 弊社がX線CT装置TomoScopeを取り扱うようになってから、 今月で14年目に突入します。 もともとは米国GCA社製露光装置のメンテナンスと、 Tropel製品の取り扱いで1994年に設立した弊社ですが、 時代と共にGCAの業務は終わり、 Tropel社製平面度測定機の販売・メンテナンスが主軸になり、 その後、2007年2月にTropelからの紹介を受けて、 ドイツWerth社とも代理店契約を結んだという経緯です。 今でもまだまだTropel社製品の方が、 年間販売台数も売上高に占める割合も大きいですが、 Werth社製品もお陰様で、今期は良いところに着地出来そうです。 さて、冒頭の話に戻りますが、 TomoScopeを10年以上扱っていて、 特にこの数年はこの業界が大きく動いている事をよく感じます。 TomoScopeは、 【三次元測定機+CT】をコンセプトに開発した装置で、 それまでに無かった「非破壊で内部の寸法測定を行う」というニーズに お応えした革新的な技術です。 私も入社して現在11年目になりますが、 入社時からWerth装置は担当しており、これまで様々なお客様先で 装置のご紹介をさせて頂きました。 初めの頃は技術的にご興味を持って頂いても、 現実的には 金額面やこれまでの計測方法をCTに置き換える事への難しさなど、 様々な高いハードルを越えられず、 ご導入には至らないケースが続きましたが、 5年を過ぎた頃、 「30年間ずっと見たかったものが見えた!」 と本気でTomoScopeご導入の為にご尽力して下さったお客様のお陰で 日本第一号機が誕生したのを皮切りに TomoScopeは大手メーカー様で少しずつ実績を頂けるようになりました。 敢えて「大手」と書きましたが、 とにかくTomoScopeは高額です。 「加工機はお金を生むけど、計測機器は生まない」と 色々なお客様によく言われます。 確かにその通りだと思い、この金額のご予算を取得して頂けるのは、 大手企業様だけで、且つよっぽどのニーズがあるところだけかと 一時期本気で思っていました。 しかし、最近のお客様からのお話を聞いていると、 もっともっとTomoScopeがお役に立てる会社様があって、 費用対効果の出せる運用を、戦略的に検討されているお客様が 実は全然考えてもいなかったところにいらっしゃるんだなと実感します。 (大変失礼ですが、、、) そして、最近急に増えているのは、数十~数百人規模の会社様です。 日本の中小企業の定義は、 ・製造業: 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人 が原則だそうなので、 先程の「数十~数百人規模の会社様」の大半は中小企業に該当しますが、 私が全然気が付いていなかっただけで、 ものすごく高い技術を持ち、付加価値の高い新しい事に挑戦され続けている アグレッシブで強い会社様は、沢山あるんだなと最近実感します。 (全く関係ない話ですが) もともと海外でホテルマンをしていた私が、弊社に就職をした理由の一つに、 昔テレビのドキュメンタリーで、 年配の職人さんが6人位の規模で、世界でオンリーワンの部品を作って、 何かもの凄いものに使われているのを見たのを覚えていて、 こういう寡黙ながら技術で世界に通用している職人さんに関わりながら、 多少なりとも役に立つ仕事をしたいと思った事があります。 私情を仕事に挟むのはよくないかもしれませんが、 最近特にTomoScopeを通じて、このようなお客様に出会えて、 「職人さんはやっぱり凄いな」とモノづくりの業界を楽しんでいます。 出来ればTomoScopeがもっと色々なお客様に使って頂けると一番嬉しいので、 その未来の為に、Werth社や弊社メンバーとも協力しながら努めて参ります! 今回は色々話がとんでしまいましたが、 最後までお読み頂きありがとうございました。 -- A.T