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2022.02.02

B-0106. IS(Information system)の活用 — A.T

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IS(Information system)の活用

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2022年2月2日号 VOL.106

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



こんにちは。営業の高鍋鮎美です。


このメルマガでもたまに話させて貰っていますが、
私は2020年8月からオンラインでMBAコースを学んでいて、
今はManagement Information Systemという科目を履修しています。

Information systemと言っても、
プログラミングやITの専門家のような知識やスキル習得ではなく、
Managementの観点から最新のITやISの概要やトレンドを知り、
より効率良く、より高い成果を出そう、というのがテーマです。


私自身、完全にテクノロジー系には適性の無さを自覚していて、
自分のPCやスマホの設定でさえ、まともに出来ませんが、
これらがどうビジネスに結びついて競争力向上に役立つのかを知る事は
想像していた以上に興味があり、学ぶことが面白いです。



特に「なるほど」と思ったのは、
The Information Systems Strategy Triangleというフレームワークです。


トライアングルという事で三角形なんですが、以下の3つが構成要素です。

・Business strategy
・Organization strategy
・Information strategy


会社のミッションやビジョンに向かって成果を上げる為には、
この3つの戦略をどのように立てるのかが重要だ、という考え方です。


特に昨今はITやISをどう活用するかが、競争力の源になる例が多いそうで、
例えば急に有名になったグローバル企業の幾つかは、
ここでリスクを取って挑戦した結果、成功を掴んだようです。

一方、ISとビジネス戦略だけで新しい試みをすると、
運用が思わぬ落とし穴になり失敗する事が多いそうです。

バランスの取れたトライアングルにする為に、
必ず組織構造の最適化も必要と強調されていました。


ここまで概要だけ聞いても、「ふーん」となってしまうと思いますが、
実際に成功/失敗した企業の事例にこのフレームワークを当てはめて考えると、
何が要因だったのかかなり具体的に自分なりに考える事が出来、
意外と奥が深く実用性のある理論だと思っています。

私のクラスでやったのは、AmazonやアパレルメーカーのZaraで、
特にZaraはかなり上手くISを活用して差別化していて驚きました。



また「情報」には3つの種類(階層)があり、以下のように使い分けるそうです。

・Data:全ての情報(活用有無問わず得られる全て)
・Information:Dataのうち目的や必要性があるもの
・Knowledge:複数のInformationから導き出した見解


定義の仕方はさておき、
何となく、言わんとする事は分かるような気がしますよね。


出来るだけ現場でDataを収集して、それらを元にビジネス戦略を立てる、
またはある程度ビジネス戦略を決めておいて、
それを最適に補助するISはどのように構築すれば良いのかを探す、という事だそうです。

そして、それを実行出来る組織作りとして、
組織構造(ヒエラルキー型/フラット型/マトリックス型など)、
権限、評価システム、社風などを最適化する事を忘れないでね、という事だそうです。



学問的な話にも聞こえますが、自分の実際の仕事で考えてみても、
意外ともっと身近なレベルで参考になり、気付きを得るポイントはあるように感じます。

そう言えば、
以前新規でTomoScopeをご検討中のお客様が仰っていたお話を思い返すと、
もしかして、これに近い考えで戦略を描いていらっしゃって、
X線CT装置に興味を持ち、ご評価されていたのかなと思う節もあります。



弊社が扱う装置は、Dataを高精度に取得します。
皆さんのこれからのアイディアに、上手く活用して貰える事を願います!


今週も最後までお読み頂きありがとうございました。


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A.T

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