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2022.12.07
B-0116. TomoScope XSシリーズの対象ワーク — A.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ TomoScope XSシリーズの対象ワーク 発行:エスオーエル株式会社 https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M350937&c=6090&d=eb6f 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2022年12月7日号 VOL.116 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などを テーマに、無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 今回のメルマガでは寸法測定用X線CT装置TomoScope XSシリーズについて 最新情報をお伝えします。 TomoScopeはドイツの大手マルチセンサ―式三次元測定機メーカー、 Werth(ベアト)が開発・製造する計測を目的としたX線CT装置です。 2005年に最初のモデルがリリースされたので、誕生から18年位になります。 5年前に従来よりもずっと小型化したモデルTomoScope XSが開発されました。 これが世界的にご好評頂いています。 そこからは、小型モデルのラインナップを増やして、 現在TomoScope XSシリーズは以下の3つで展開しています。 ・TomoScope XS FOV: - 最も安価(それでも高いですが) - スキャン時間が短い(約30秒/スキャン) - Max 160kV対応 - 倍率固定 ◇詳細:https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M350938&c=6090&d=eb6f ・TomoScope XS: - XS FOVに対して、分解能に強みあり(倍率可変) - 高速モードで最短約2分/スキャン - Max 160kV ◇詳細:https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M350939&c=6090&d=eb6f ・TomoScope XS Plus: - XS FOVに対して、分解能に強みあり(倍率可変) - 高速モードで最短約2分/スキャン - Max 200kV(樹脂やゴムだけではなくアルミや鉄も測定対象) - 分割スキャンが出来、より大きなサンプルが測定可能 ◇詳細:https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M350940&c=6090&d=eb6f この中で一番新しいのは、TomoScope XS Plusで200kVのX線管を 搭載出来るようになった事です。 X線の出力(kV)は、X線がどの位の物を透過するか、というX線のパワーを表します。 スキャンするサンプルの材質が、樹脂やゴムなどの透過し易いものであれば、 ~160kVで十分ご対応出来る事が殆どです。 サンプルの大きさにも寄りますが、TomoScopeシリーズであれば、 アルミでも160kVで結構良いデータが取れます。 一方で、鉄や銅などの重金属になってくると、 サンプル自体が照射されたX線を沢山吸収してしまうので、 もっと強いパワーを当てないと、検出器に必要な信号が届かなくなってしまいます。 その為、金属向け(アルミ含む)は、 225kV以上の中型/大型のX線CT装置を選定されるお客様が多いです。 そこに来てWerthが小型モデルに200kVのX線管を搭載したので、 実際にどの位の材質x厚みまで対応出来るのか、気になっていたんですが、 最近、何件かTomoScope XS Plusをご紹介させて頂いているお客様の金属ワークを 200kVで測定させて頂く機会があり、 思っていた以上に225kVで取得したデータとの差が無く、びっくりしました! パワーという点では、225kVや300kVより劣るかもしれませんが、 TomoScopeはとにかく他社さんのCTに比べアーチファクト(CTのノイズ)処理に 強みを持っているので、出力されるデータは、なかなか良い感じです。 以下がTomoScopeの透過の目安です。 この225kVまでの材質x厚みであれば、TomoScope XSシリーズでご対応出来そうですので、 計測用CTをご検討されている方がいらっしゃいましたら、是非ご評価下さい。 ◇透過の目安:https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M350941&c=6090&d=eb6f 今週も最後までお読み頂きありがとうございました。 --