メールマガジン・新着情報一覧
- TOP
- メールマガジン・新着情報一覧
- B-0122. 2023年 Werth Sales Meeting — A.T
2023.06.07
B-0122. 2023年 Werth Sales Meeting — A.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 2023年 Werth Sales Meeting 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2023年6月7日号 VOL.122 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などを テーマに、無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 先月のゴールデンウィークに4年振りにドイツに行き、 Werthのセールスミーティングに参加して来ました。 Werthでは毎年5月に本社があるドイツ、ギーセンにて 新しい装置や機能の発表会があります。 2020年から2022年はコロナ対策でWeb参加でしたが、 今年は久々に直接参加出来て、とても刺激的でした。 さて、今回も装置、ソフトウェア共に開発が進められていましたが、 特に日本でもニーズがありそうだなと思ったのは、 X線CT装置TomoScopeで金属・複合品サンプルを測定する際の アーチファクト対策がまた一段階レベルが上がった事です! TomoScopeは寸法測定用のX線CT装置で、 内部観察、欠陥検出、寸法測定、幾何公差測定、CAD解析などが出来ます。 CTの技術を使ってワークの内部を含めた膨大なデータを非破壊で取得し、 Werthの本業である画像処理や測定の技術を使って、 高精度に短時間で測定解析をします。 一般的にCTは金属単体やアセンブリ品をスキャンすると アーチファクトと呼ばれるノイズが多く出てしまうので、 「樹脂サンプルには良いけど、金属が入るとCTは無理」という 印象を持たれている方も多くいらっしゃると思います。 その問題を解決すべく、 TomoScopeはこれまでもアーチファクトを低減させる開発を色々と積み重ね、 また今年、2つの改良された機能の合わせ技で、 コネクタ(樹脂+金属端子)の素晴らしいデータが取得出来ました! ※先週もご紹介しましたが、もう一度↓ https://tomoscope.com/technical-information/artifact/MSP-CT WerthにあるTomoScopeで実際にこのデータを見た時、感動しました! 金属端子が膨らんだり、隙間がつぶれてしまうところをかなり抑えた上で、 樹脂を鮮明に、ボイドもはっきり見えるようにデータ取得出来ています。 この機能は新しいWinWerth(TomoScopeの付属ソフトウェア)から搭載され、 あと2ヶ月前後で弊社のデモ機でも使える予定です。 特に複合品サンプルを開発、品質管理されているお客様には、 是非、弊社のデモ機で実際のワークをスキャンしてご評価頂きたいです。 今週も最後までお読み頂きありがとうございました。 --