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2023.11.29
B-0125. ~Φ300mmウェーハ向け平面度測定機「MSP300-SemiAuto Wafer」 — A.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ~Φ300mmウェーハ向け平面度測定機「MSP300-SemiAuto Wafer」 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 2023年11月29日号 VOL.125 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などを テーマに、無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 今回は、Corning Tropel社の新しい装置 「FlatMaster MSP300-SemiAuto Wafer」について、 ついに世界一号機の実機が完成した!というお話をします。 Tropelだと、斜入射干渉計でご認識頂いている方が多いと思います。 ウェーハや機械部品など、~Φ200mmまでの平面度測定をする装置で、 FlatMasterやUltraSortという装置名です。 それに加え、Tropelではこの数年間、 MSPというモデルの開発にも力を入れてきました。 ※ MSPとはMulti Surface Profilerの頭文字で 「複数の面の解析装置」という意味です。 (もっときれいな言葉がありそうですが、直訳するとそんな感じです。) 特徴は半導体レーザーを使った全面一括測定で、 垂直入射方式を採用しています。 データ数は約400万点、Z方向分解能は0.01μm。 測定中にレーザーの波長を微小に変化させる、 という珍しい技術を搭載し、 複数面があるサンプルでも 面それぞれのデータを解析することが出来ます。 MSP自体は私が入社した15年前にはあって、 暫くは特殊な形状の機械部品向けに ご利用頂いてきました。 (扱いが難しくてあんまり売れない装置という印象でした…) それが、近年、 ~Φ300mmガラスや~Φ300mmシリコン基板の 高精度な測定ニーズに対して、 技術的な差別化によって、 MSPを選んで頂けるケースが増えてきたんです! この好機を掴むため、 TropelではMSPシリーズのラインナップを増やしたり、 お客様のニーズに合わせて解析項目や、 基板の保持方法の選択肢を増やしてきました! そして今現在、~Φ300mmウェーハ向けには、 以下のラインナップがあります。 ・FlatMaster MSP300-Glass(テグスタイプ) ・FlatMaster MSP300-SemiAuto Wafer(ご要望に合わせたステージタイプ) ・自動機もご対応可(自動搬送ロボット付き) ※ アズスライス、ラップ、ポリッシュ全ての工程で実績ありです! 冒頭で触れたのは、上記2つ目の 「FlatMaster MSP300-SemiAuto Wafer」という半自動機モデルが、 Corning Tropelにて1号機が誕生し、 ~Φ300mmガラスやシリコンウェーハの測定で、 とても満足なパフォーマンスを見せている!というニュースです。 今年のQ4からまた半導体業界が 良いサイクルに入ったという情報を目にします。 その一番ボリュームが大きいシリコンやガラスの業界で、 Tropelの装置もようやく本腰を入れて 関わっていけるというのは、弊社としてもワクワクします。 今週も最後までお読み頂きありがとうございました。 --