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2011.08.30
D-0044. 平面度測定機FlatMasterのズーム機能 — FN
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 平面度測定機FlatMasterのズーム機能 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「知って得する干渉計測定技術!」 2011年8月30日号 VOL.044 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 干渉計による精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ メルマガを読んで下さっている皆様、こんにちは! 今回は、 弊社の『平面度測定機FlatMasterのズーム機能』について お話します。 平面度測定機FlatMasterには、FlatMaster40、FlatMaster100、 FlatMaster200の3シリーズがあり、全てのCCDカメラの手前に ズームレンズがついています。ズームレンズとは、一定範囲内で焦 点距離を自由に変えることができ、ピント位置が変化しない(変化 が少ない)レンズです。 FlatMaster40を例にとってズーム機能について話しましょう。 FlatMaster40の測定領域はφ5~40mmとなっています。 弊社のカメラは有効ピクセル数が480ピクセルのCCDカメラを 使用しています。 ズームレンズなしのCCDカメラでφ5mmのサンプルの平面度を測 定したら、横分解能は0.08mm/pixelです。 これでは、φ5mmのサンプルを測定すると、60pixelしか使用して いないことになりますので、有効ピクセル数の8分の1し か使用できていません。 しかし、ズームレンズありのCCDカメラでφ5mmのサンプルを測 定すれば、横分解能が0.01mm/pixelとなり、有効ピクセル数を目一 杯使用することが出来ます。 局所勾配が大きく、干渉縞が混み合った部分では、横分解能の高い 方がデータ取り込みに有利です。 ズームレンズってすごいですね!!! サンプルが小さければ小さい程、ズーム機能が必要になっていきますし、 ズーム機能のお陰で、FlatMasterは3シリーズ以内でφ200mmまで のサンプルを測定することが出来ているのです。 最近では、小さい工業部品の平面度を測定したいというお客様が増えて います。今、FlatMaster40がプッシュされています!!! 小さい部品から大きな部品まで、平面度測定が必要なサンプルがありま したら、お気軽に弊社までご連絡ください! 社員一同でお客様の問題解決のお役に立ちたいと考えています。 また来月末にお会いできることを心よりお待ちしております。 -- F.N