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2012.07.30
D-0059. ステッチング測定について — FN
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ステッチング測定について 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「知って得する干渉計測定技術!」 2012年7月30日号 VOL.059 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 干渉計による精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 皆様こんにちは! (( メルマガ登録会員の皆さまは、エスオーエル名物「○○○ごと」をご覧頂けます! )) 今回のメルマガのテーマは 『ステッチング測定について』です。 FlatMaster200は皆様ご存じの通り、φ200mmまでのワークの 平面度を測定することができる装置です。 しかし、FlatMaster200のステッチング機能を使用すると φ200mm以上のサンプルを測定することが可能となります! 最近ではφ330mmのサンプルの平面度を測定しました。 ステッチング測定には、2つのタイプがあります。 1つめはXYステッチ、2つめはRotationステッチがあります。 XYステッチは、サンプルを上下左右に移動させて測定する方法 Rotationステッチはサンプルを回転させて測する方法 両方のステッチング共に、位置決めは±0.8mm程度でOKです。 そして、データとデータのつなぎ合わせ面積は約20~30%です。 例え複雑な形状であっても、データ同士のつなぎ合わせはソフト上で 調整されるので、ステッチング測定に問題ありません。 また、接触式で十数分かかって数点測定するよりも、はるかに短い 時間で全面の測定ができます。そして一括測定に対し、誤差±5%の 測定精度を出すことが出来るのです。 まとめると ●φ200mm以上のサンプルが測定できる ●つなぎ合わせの形・領域の影響を受けない ●複雑な形状でもステッチング可能 ●接触式よりはるかに短い時間で測定・解析可能 ●一括測定に対し誤差±5%の測定精度 測定する際に、サンプルが自重の影響をほとんど受けないワークで あれば容易に測定可能です! 自重が気になる場合は、ジグを工夫します。 ステッチング機能でお役に立てられますならば、お気軽に弊社まで ご連絡ください。 最後まで見てくださった方々、ありがとうございます! 次回のメールマガジンもお楽しみに! -- F.N