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2016.05.25

D-0110. 板の製図および作製 — FN

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板の製図および作製 
 
発行:エスオーエル株式会社 
https://www.sol-j.co.jp/ 
 
連載「知って得する干渉計測定技術!」 
2016年5月25日号 VOL.110 
 
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
干渉計による精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 
無料にてメールマガジンを配信いたしております。 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
 
 
皆様こんにちは、営業技術グループの並木です。 
5月もGWが終わってなんだかさみしい気分ですね。 
 
連休は御殿場のアウトレットに行きました。 
黄色のボーダーTシャツが欲しくて、見ていたところ発見。即購入。 
あとは、息子がずりばいレベルの動きなのでどこに行くこともなく、 
近くの大きい公園でレジャーシートひいてごろごろしていました。 
 
 
今回は板の製図および作製のお話です。 
 
以前、図面のお話をしました。覚えていますか??? 
あれから並木は、、、少しばかりではありますが進化してます。 
前回よりとても簡単な図面でしたので1時間位で書き終わりましたが、 
それでも遅いようです。書いた図面は、【四角い板に4つ穴をあける】 
というようなものです。 
 
まず第三角法で外観図を書き、そのあとに穴を書きます。 
そのあと、寸法や公差を入れます。そう、公差です。一番厄介です。 
図面を書く時は、作り手や加工する器械を考慮しなければなりません。 
公差がない!もしくは公差が厳しすぎる!のはもってのほかです。 
 
大丈夫です。今回は公差、入れました。 
厳しくならない様に、かつ甘くならない様に。 
 
今回は4つの穴の間隔が一番問題になるところです。4つの穴は、ネジを 
使って柱と板を留めるために空けたものです(柱の場所は決まっている)。 
従って、穴の間隔が広くても狭くてもだめなのです。もちろん、穴の間 
隔にも適切な公差をいれました。 
その他の長さ寸法に対する普通公差は、公差等級で中級(JIS B 0405)を 
採用しました。 
 
普通公差が記載されているところをJIS規格で探すのにも一苦労。 
どこに何が記されているか分からず、探すのにも時間がかかりました... 
 
実際に板を加工するにあたって、使用した機器は下記のものです。 
・ハイトゲージ 
・帯のこ盤 
・フライス盤 
・ボール盤 
 
板は正方形ではなく長方形なので、板を切断するところから始まります。 
ハイトゲージで線を引き、帯のこ盤で取りしろを残し切断、フライス盤 
にて取りしろを削って正方形になるように修正するのです。 
 
まずは、線を引くにも切断するにも斜めになってはいけません。また、 
フライス盤で削る時は板の保持方法がとても重要です。フライス盤の 
軸に対して水平にセットしなければ斜めに削れてしまいます。 
今回、保持する時に固定ネジをきつく締めなかったため、板が動いてし 
まい、斜めに削ってしまいました。 
 
一つ一つの工程をチェックして行わないと失敗に繋がってしまします。 
(最後に4面全て1mmずつ削ることになったたので斜めに削ってしまった 
箇所は綺麗になくなりました。良かった良かった。) 
 
たったこれだけのものをつくるのに何時間もかけてしまっているので、 
次回からはもっと早く、正確に、丁寧に行いたいと思います。 
もっと難しいものを製図する人、加工する人に対して感動を覚えます。 
 
物をつくるにしても図面がないと作れない。 
図面があってもどこが重要なポイントなのかわからなければ作れない。 
図面の重要なポイントがわかっても、加工機や測定器の使い方がわから 
なければ作れない。 
 
何をするにしても何が分かって何が分からないのかが分からなければ 
始まりません。何事にも疑問を持つことが大切ですね!! 
 
 
いつも最後まで弊社メールマガジンを読んでくださった方々本当に 
ありがとうございます!また、よろしくお願いします☆ 
 
以上、営業技術の並木でしたm(_ _)m      ●また来月● 

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