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2021.03.17
D-0168. refraction(屈折)とreflection(反射) — Y.O
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ refraction(屈折)とreflection(反射) 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「知って得する干渉計測定技術!」 2021年3月17日号 VOL.168 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 干渉計による精密測定やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業技術グループの落合です。 今日は言葉のお話です。 refraction(屈折)とreflection(反射) の2つの言葉は綴りがとても良く似ています。 今日の目標はこの2つの言葉への理解を深めて、 印象に残し、綴りも覚えることです。 早速見ていきます。 refractionが、物理的な屈折の意味のみを持つのに対して、 reflectionは、多義語のようです。 reflectionは、物理的な光や音などの反射、像を映すことの意味に加えて、 比喩的に「深く、注意深く考えること」「省みる」の意味を持ちます。 動詞(reflect)で見ますと、 他動詞として使う場合はthat節やhow節を取ります。 ・Reflect how long the work has taken! : この仕事がどんなに長い時間がかかっているか考えてもごらんなさい。 ・She reflected that she was no longer wanted. : 自分はもはや用のない人間だと彼女は考えた。 ・・・上記2文はweblio英和辞典より引用しましたが、 耳が痛くなりそうだったり、心が痛くなりそうな例文ばかりです。 reflectは、考える対象が深刻だったり、じっくり考えるべき事柄の場合に 用いられるようです。 また、自動詞で使う場合は、 前置詞の後に「省みる」対象を取り、 「反省する」意味で使うことが多いようです。 ・I reflect on what I have done. : 自分がしたことについて反省しています。 ・I need take time to reflect on myself. : 自らについてじっくり考える時間が必要です。 ・・・今度は、少しほっとする例文です。 反省して、そのあとは前を向いて次に行きたいものだと思います。 reflectですから、鏡や水面に映って返ってくる自分の像を見つめる、 といったイメージでしょうか。そう結びつけるとしっくりきます。 一方、日本語になると、 「反射」は物理的な反射現象を意味するのみですが、 皆様もご存じの通り 「屈折」という言葉の方が、比喩的な使われ方を持ちます。 ・その考え方は屈折している ・これは屈折した表現だ 等です。 つくづく言葉は、一義ではないし、 英語、日本語間も一対一ではないな、と思います。 以上で、refraction(屈折)とreflection(反射) という言葉への理解が少々深められたように思います。 印象には残りましたが、 綴りはまた時間が経つと忘れてしまいそうな気がしています。 今日はここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました。 -- Y.O