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2023.08.02
D-0197. CPUについて — B.L
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ CPUについて 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「知って得する干渉計測定技術!」 2023年8月2日号 VOL.197 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 干渉計による精密測定やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。 営業技術グループの林です。 今回は、Hardwareの構成内のCPUについて説明を致します。 CPU( Central Processing Unit )はComputerの中心で、 すべてのDataを処理するDeviceです。 CPUは Computerの脳に該当するものであり、 Userから入力された命令語を解析、演算した後、 その結果を出力する役割をします。 下の4つの機能が主な機能です。 取り出し(Fetch)、解析(Decode)、実行(Execute)、保管と記録(Writeback) それぞれの機能を説明すると、次のようになります。 取り出し(Fetch): Memory上のProgram Counterが指す命令語をCPUに取り出して積載します。 解析(Decode) : 命令語の解釈。 この段階で、命令語の種類とTargetなどを判断します。 実行(Execute) : 解釈された命令語通りにDataに対して演算を実行します。 保管と記録(Writeback) : 命令通りに処理したDataをメモリに記録します。 CPUの製造企業としては Intel と AMD があります。 Intelの場合は、Pentium、Core i、Celeron があり、 AMDにはAthlon、Ryzenがあります。 Intelの場合の例として、Core i Series を簡単に挙げます。 i3 : エントリーモデル、 低性能、文書作業用途など i5 : ミドルレンジモデル、中性能、画像や動画用途 i7 : ハイスペックモデル、高性能、動画編集、専門作業用途 i9 : ハイエンドモデル、最高性能、特殊用途 数字が大きくなるほど性能がいいです。 Series名の後ろに m がついた場合もありますが、 これはMobile用やTablet、Notebookに使用されています。 CPUのNamingについて、下記のような例を挙げておきます。 Intelの場合: Intel Core i7 - 10700 K Processor → Brand Name : Intel Core → Grade : i7 → 世代(10世代) : 10700 → Option : K AMDの場合: AMD Ryzen 5 3700X → Brand Name : AMD Ryzen → Grade : 5 → 世代(3世代) : 3700 → Option : X Optionの記号として、知っていると便利な2つを上げると、 次のものがあります。 K : Overclock 可能 F : 内蔵Graphic Core なし(Graphic Card必須) 続いて、CPUの速度について説明致します。 CPUの速度はClockとして表示します。 Clockとは、1秒あたりのCPU内部で 何段階の作業が処理されるかを測定し、周波数単位のHzで表したものです。 したがって、 Clock数値が高いほど高速性能のCPUです。 過去には、「Clock速度 = CPUの性能」を表す絶対的な指標でした。 しかし、 Clockの速度を上げ過ぎると、発熱、消費電力などの大きな問題が発生します。 そのため、現在は2つ以上のCoreを入れた「Multi Core」が登場しています。 CPUのCoreの数が多いほど、同時により多くのプログラム操作を実行できます。 それぞれCPUが持つCore数は簡単に把握できます。 Dual Core、Quad Core、Hexa Core、Octa Core などがあります。 2の倍数として Dual : 2、Quad : 4、Hexa : 6、Octa : 8個 です。 (Single(1)とTriple(3)もあります。) 複数のProgramを同時に使用する場合は、 Core数の多い製品を選択することをお勧め致します。 次回は Mother Boardについて説明致します。 よろしくお願い致します。 -- 林(Lim)