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2024.06.19
D-0212.UltraSort-II のソーティング機能— N.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ UltraSort-II のソーティング機能 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「知って得する干渉計測定技術!」 2024年6月19日号 VOL.D-0212 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 干渉計による精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは、技術グループの田中です。 今回はウェーハ向け平面度測定機 UltraSort-II の ソーティング機能についてご紹介したいと思います。 UltraSort-II はウェーハ測定用の自動機であり、 そのThroughputは150枚/hです。 カセットからの搬送は全てロボットで行われるため 測定者がウェーハを直接扱う必要が無く、 手動機の FlatMaster や半自動機の SAW に比べ 倍以上の速さで測定することが可能です。 また測定時にウェーハを手でチャックへセットする操作もないため チャックを傷つける様な心配も少なくなります。 そんな UltraSort-II の測定では、測定が完了したサンプルは 基本的に元と同じ位置に戻されますが、 設定を行うことで別のカセットへ収納することも可能です。 まず一つ目の方法として、測定値に対して閾値を設定し、 測定結果によって別のカセットへ収納する設定があります。 例えば「NTV>3um」の様に、 測定項目に対し任意の値を設定する事で、 測定値が3umよりも大きい場合に別のカセットへ収納できます。 対象の測定項目は複数設定する事もでき、 「NTV>3um」、「LTV>3um」の様に設定し、 どちらか、または両方の項目が閾値を超えた場合に 別のカセットへ収納するという事も可能です。 二つ目の方法として、測定値によらず、 設定した対象のカセットへサンプルを移動することもできます。 測定後のウェーハを指定のカセットへ搬送したり、 測定せず移載のみを行うことが可能です。 またこれらのソーティング機能を使用する際、 収納するスロットを下記の3つからお選び頂けます。 ・測定前のSlot番号と同一のSlotへ収納 ・下側(Slot1)から空きSlotへ収納 ・上側(Slot25)から空きSlotへ収納 手動機や半自動機に比べThroughputが 大きく向上した自動機の UltraSort-II ですが、 この様にソーティング機能でもお客様を 強力にサポートすることが可能です。 今回は以上となります。 最後までお読みいただきありがとうございました。 -- N.T.