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2014.08.06
E-0006. ソフトウェアWinWerthのご紹介 — MN
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ソフトウェアWinWerthのご紹介 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2014年8月6日号 VOL.006 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 三次元測定機やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。 今月より、毎月第1水曜日の連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 を隔月で担当することになりました。 宜しくお願い申し上げます。 初めましてなので、少し自己紹介をします。 生まれは埼玉、ずっと埼玉に住んでいます。 埼玉と言えば、アイスが有名です。 アイスの生産量、消費量とともに全国トップレベルだそうです。 夏の蒸し暑さは尋常ではないのでアイスは必需品です。 アイスキャンディーのガリガリ君で有名なあの会社は埼玉の会社です。 社会人になってからのちょっとした贅沢として、 ガリガリ君リッチを買うことがあります。 以前、コンポタージュ味のアイスを頂いたことがあります。 冷水スープが更に冷たくなった感じで、個人的には「有り」でした。 次はどんな風味が出るのか楽しみであります。 さて、エスオーエルも埼玉の会社です。 アイスクリームとは無関係な、3次元測定装置を取り扱っております。 弊社で取り扱っている装置は、 寸法測定可能なX線CTスキャンを世界で初めて開発した ドイツの測定機メーカー、ベアト社の装置です。 毎週第1水曜はしばらく、 ベアト社が開発したソフトウェアのお話をしたいと思います。 装置の操作や結果出力のために装置をパソコンに繋げることは、 そう珍しくはないと思います。 ただ、ベアト社のソフトウェアほど多くの機能が備わっているソフトウェアは 珍しいかもしれません。 ベアト社で製造されている装置は、装置とPCが繋がっており、 ソフトウェア上で測定の設定や操作ができます。 さらにデータ解析を同じソフトウェアで行うことができます。 装置とは繋げずに解析のみを行なうこともできます。 ベアト社の開発したソフトウェアはWinWerth(ヴィンベアト)と言います。 このWinWerthこそが、難しいと言われていたX線CTスキャンでの 寸法測定を可能にした要因のひとつです。 WinWerthは装置と繋げて"オンライン"として立ち上げると、 ウィンドウが2つ程立ち上がります。(実際には裏でもっと立ち上がっています) 片方には装置搭載の光学カメラで認識された画像が表示され、 もう片一方には解析用のソフトウェアが表示されます。 カメラでの画像を認識し、それらの画像を数値データとして取り込みます。 WinWerthでは、画像から取り込まれたデータとCAD等で作成した理論上のデータが、 一つの画面で処理できるのです! そしてこの技術をX線CTスキャン装置に応用したものがTomoScopeです。 X線CTスキャンで取得した画像も同様に取り込むことができます。 解析する場合は、2次元画像から3次元画像を構成します。 よく病院で見かけるCTスキャンのあの輪切り画像が、 立体的になって画面に表示される、というと伝わるでしょうか? さて、先程は「裏ではもっとソフトウェアが立ち上がっています」 と言いましたが、どんな機能のものが立ち上がってるのでしょうか? 1. センサー制御 ベアト社の測定装置は複数のセンサーを搭載可能です。 接触式プローブも、CCDカメラも、レーザーも、その他もろもろのセンサも、 このソフトウェアで制御します。 X線検出器(ディテクタ)からの信号(画像)もこれが処理します。 2. X線出力制御 TomoScopeの場合はX線照射をおこないます。 そのためには管電流や管電圧等の制御も必要です。 3. 再構成演算 X線CTスキャン測定で得られた2次元画像から3次元画像を再構成するのですが、 そのためには莫大な計算が必要です。 4. グラフィック表示 3次元ポリゴンデータをグラフィックとして表示させ、 あたかもサンプルを触っているかのようにデータ解析ができるのです。 これら全てのソフトウェアが1つに統合され、 WinWerthというソフトウェアを構成しているのです。 全てを知り尽くすには、色んな分野の専門知識が必要そうですね。 WinWerthの魅力はまだまだたくさんありますが、本日はこの辺で。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 -- M.N ☆TomoScope専門サイトはこちら☆