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2014.10.01
E-0008. WinWerthのガウシアンフィッティング — MN
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ WinWerthのガウシアンフィッティング 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2014年10月1日号 VOL.008 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 三次元測定機やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。 秋が深まり、過ごしやすい季節になりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか? 先日、浦安のテーマパークへ行きました。 ゲストへのおもてなしが素晴らしくて何度も行きたくなってしまう、 あのテーマパークです。 例えばキャストへ質問すると大抵の事は即答してくれます。 ただ質問に応えるだけではなく気遣いの言葉も掛けてくれるので、 気持ちが良くなります。 このことを、ある本には 『「質問」のその先を考えることで、ゲストの心を豊かにしてくれる』 と書いてあります。 業種は違えど、見習うべき箇所がたくさんあることに気づきました。 弊社は海外の測定機を販売しておりますが、 ただ測定機を売るだけではありません。 測定機の機能をを最大限に活用して頂くためのサービスを行っております。 そのサービスとは、 定期的にメンテナンスを行ったり、 測定方法を提案したり、 操作手順のティーチングを行ったり。 さらに、 お客様が気付かなかった問題点を見つけ出し、 解決へ導いた例もございます。 お客様のご質問に応えるだけでなく、 お客様が気付かなかった問題を見つけ出して、解決方法をご提案する、 これが弊社の目指すサービスなのです。 このテーマパークに行く前はいつも、 「今回こそは無駄遣いしないぞー」と誓うのですが、 今回も結構使いました。 これぞ○○マジックですね。 では、本題に入ります。 先月に引き続き、 ベアト社が開発したソフトウェア「WinWerth」のお話をしたいと思います。 今回は、測定データとCADデータを比較する機能についてご紹介します。 X線CT3次元測定装置(TomoScope)により測定した測定データは 3次元ポリゴンデータ(STL形式)として保存されます。 このデータとCADデータを比較して、 測定データが設計値からどの程度誤差があるのかを測定してくれるのです。 3次元ポリゴンデータとCADデータは、 比較する前に位置を決めて合わせる必要があります。 WinWerthには、3次元ポリゴンデータとCADデータを、 ガウシアンフィッティングする機能が備わっております。 つまり、 CADからの距離を二乗した値の和が最小になるように、 3次元ポリゴンの位置を決めてくれるのです。 3次元ポリゴンの点数が増えれば増えるほど、 あるいは形状が複雑になればなるほど、 その計算が簡単にはいかないことが想像できるかと思います。 ところが、 WinWerthではこの計算を、アッという間に完了させてくれます。 PCのスペックや3次元ポリゴンデータの大きさにもよるので一概には言えないのですが、 数十秒~数分、といったところでしょうか? CADからの誤差は、大きさ別に色分けして、 グラフィックとして出力することができます。 測定物の公称値からの誤差に対するイメージが非常に掴みやすく、 ご好評いただいている機能です。 CADとの比較だけではなく、 3次元ポリゴン同士を比較することもできます。 WinWerthを使っていると、 ベアト社には機械だけでなく数学のスペシャリストがいることを実感します。 全て知り尽くすには、いくら時間があっても足りないかもしれません… WinWerthの魅力はまだまだたくさんありますが、本日はこの辺で。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 -- M.N ☆TomoScope専門サイトはこちら☆