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2018.01.31
E-0053. 複合品データの材質分離作業 — FN
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 複合品データの材質分離作業 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2018年1月31日号 VOL.053 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは、営業技術の並木です。 1月末、インフルエンザにかかりました。 そして、私が移したのかは不明ですが、 夫と息子もインフルエンザにかかりました。 並木家パンデミックです。 マスクに手洗いに十分な睡眠をとってください。 インフルエンザはなってしまったら仕方がないです、 諦めて寝ましょう。 今回のメルマガは 「複合品データの材質分離作業」についてです。 金属と樹脂の複合品の解析についてですが、 材質毎に寸法解析したいお客様には、 材質分離専用のソフトウェアを使用します。 複合品をスキャンすると、金属のみしかSTLができない、 樹脂も寸法測定したい!というお客様に好評です。 WinWerthにてSTLを作成する時と同様、 レントゲン像の2D情報を360度分合わせることで 3D情報にしたrekデータ(ボリュームデータ)を 使用します。 ここから、材質毎のコントラストの差を利用し、 分離する作業があります。 ボリュームデータのスライス画像数枚にて 各材質を塗り絵のように分離した後、 3D形状を捉えていきます。 この時、ぼやけたボリュームデータだと、 うまく分離できないことがあります。 そんな時には、フィルタを使って、 ぼやけた箇所を鮮明にして分離させます。 この機能を使用すれば、 材質の異なる部品でもSTLを分離することができます。 さらに、きれいに分離したSTL同士を1つのSTLとして吐き出して、 WinWerth上で寸法解析やCADとフィッティングさせることも可能です。 この状態で断面をカットした時も、 金属部と樹脂部で問題なく寸法解析が可能です。 まだまだ、いろいろな機能があります。 少しづつ、お役に立てる解析を紹介していけたらと思います。 本日はここまで! -- 並木