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STLデータとCADのフィッティング

発行：エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識！？SOLがお伝えするノウハウ！」
2019年5月15日号　VOL.075

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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なみきごと

先月、福井県立恐竜博物館へ。ここ数カ月、恐竜推しが激しく、私自身も
興味があったので行ってきました。さすが世界三大恐竜博物館の1つだけ
あって想像以上に良かったです。毎日図鑑とDVDを見ている（進行形）
だけあって、かなり楽しむことができました。
次は、東海大学海洋学部博物館に行きたいと思います。


今回のメルマガは【STLデータとCADのフィッティング】のおはなしです。


最近STLデータ（３D形状のポリゴンデータ）をCADをフィッティングする
機会が多くありました。
CADをSTLデータをフィッティングする際、事前の準備が必要です。

１）CADデータを読み込む
　CADデータはSTEPかIGESどちらかをお借りします。
　お借りしたCADデータはそのままだとWinWerth（解析ソフトウェア）で
　使用できないため、WW上で使用できるw3dという形式に変換します。

２）必要なCADの部分を抜き出す
　スキャンしたサンプルでCADと比較したい場合、比較したい箇所以外の
　CADデータは必要ありません。その場合、不要な箇所は削除します。

前準備が完了しました。さあ、CADとSTLデータをフィッティングする時間です。

CADとSTLをフィッティングする際、方法が2つあります。
[1] そのままフィッティングさせる
[2] CADもSTLも座標設定をする

[1] そのままフィッティングさせる
この場合、サンプルの形状が特徴的なものであれば、このままフィッティング
させても問題ありません。しかし、円筒形状のもの、対称形状に近いものの場合、
上手くフィッティングできないことがあります。

その場合は『[2] CADもSTLも座標設定をする』を行います。
まず、CADの座標設定を実施し、その後STLの座標設定も実施します。
（どちらが先でも問題ありません。）

座標設定した方が間違いなくフィッティングできます。
ただし、CADとSTLがずれている場合、フィッティングできないこともあります。

フィッティングさせた後は、偏差をカラーマップで出力することができます。
カラーマップの公差（上限と下限）の数値を入れて完成です。

その他にもCADとフィッティングする方法があります。
今後のメルマガでご紹介できればと思います。


今回も弊社メールマガジンをお読み頂き、誠にありがとうございます。
次回もよろしくお願い致します。それでは、また！！


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並木