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2021.01.27
E-0103. 新バージョンで強化されたDMISプログラム編集機能 — Y.I
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 新バージョンで強化されたDMISプログラム編集機能 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2021年1月27日号 VOL.103 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。 私は営業技術グループで、 三次元測定機 (CMM) を担当しております。 本日は、これまでにも何度かお知らせしております、 WinWerth 新バージョンについて、私からもお話したいと思います。 一言で言うと、プログラム編集機能が色々と強化されています。 ------ まず、主に CMM で使用する機能「点配布」が、再編集に対応しました。 点配布 (point distribution) という機能は、 ジョイスティックで手動操作して測る代わりに、 「円状に 6 点取れ」といった情報を与えて自動測定させる機能です。 以前のバージョンでは修正・再編集が煩雑でしたが、 新バージョンではスムーズに修正が可能になりました。 測定プログラム作りでは、以前作ったものを修正することも多いと思いますので、 作業時間が大きく短縮されると期待できます。 次に、パラメトリック DMIS の編集対応が強化されました。 WinWerth での操作のほとんどは、記録させ、 あとてプログラム実行させることができます。 これは、操作の一つ一つを DMIS というプログラムコードで 記録することで実現しています。 手動操作を積み上げても作れますし、点配布のような 自動操作と組み合わせても作れます。 そして、テキストエディタを使用して、すべてプログラムコードを 記述して作ることもできます。(パラメトリック DMIS) これまでのバージョンでは、パラメトリック DMIS は WinWerth で ほぼ編集できず、テキストエディタが手放せませんでした。 CMM を覚えるにあたり、テキストの編集ノウハウが必要だったということです。 新バージョンでは、グラフィカルなユーザーインターフェース上で 編集が可能ですので、例えば、 - 測定が終わったら、音を鳴らす。 - 測定が終わったら、出力結果ファイルを加工プログラムに渡して実行する。 - 測定の始めにサンプル ID の入力ダイアログを出し、出力結果ファイル名に使用する。 といった機能を、測定プログラムに画面から追加することが可能です。 ------ WinWerth のように、専門的用途に特化したソフトウェアは、 どうしても取っ付き難いものです。 Werth 社でも改良が重ねられていますが、私共の方でも、 お客様ができるだけスムーズに使えるようにサポートして参ります。 以前のメルマガで、音を鳴らすプログラムコードを紹介しましたが、 テキストエディタの使用を前提にしていました。 取っ付き難いものを書いてしまったと、反省しております。 「出力結果ファイル名を取得できない」旨も書きましたが、 上記のように、可能でした。申し訳ございません。精進します。 最後までお読み頂き、ありがとうございました。 -- Y.I