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2021.02.24
E-0104. WinWerth 解析オプション機能:ボイド解析、肉厚解析 — AK.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ WinWerth 解析オプション機能:ボイド解析、肉厚解析 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2021年2月24日号 VOL.104 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業技術の田井野です。 今回は、WinWerthの解析オプション機能、 ボイド解析、肉厚解析についてご紹介したいと思います。 1.ボイド解析 ボイドは、鋳造品や樹脂などの成型品の製造工程で サンプル内部にできてしまう空洞のことを指します。 WinWerthのボイド解析では、ボイドを含むサンプルの スキャンデータからボイドを抽出し、 ボイドの最大、最小、平均体積の数値結果、 サイズに応じたカラーマップを出力することができます。 カラーマップから任意のボイドを選択し、個々の体積も確認可能です。 カラーマップ情報はWerth社のフリービューワーにて閲覧できるので、 データ共有がし易いです。 2.肉厚解析 WinWerthの肉厚解析は、2次元の断面輪郭の肉厚が対象になります。 スキャンデータから解析したい断面輪郭を抽出し、 測定領域を指定し解析します。 測定領域内の最大、最小、平均肉厚の数値結果、 肉厚に応じたカラーマップを出力することができます。 カラーマップから任意箇所を選択し、特定位置の肉厚も確認可能です。 ボイド解析と同様、カラーマップ情報は Werth社のフリービューワーにて閲覧することができます。 以上の2つは、CTを用いた解析として需要も多く、 より高度な解析ができるソフトも存在します。 正直なところ、機能面では他社ソフトに劣る部分もありますが、 この解析は他の操作と併せて、 WinWerthにてプログラム化することができます。 例えば、スキャン操作+寸法測定+オプション機能の解析をプログラム化すれば、 プログラム実行、ワンクリックでスキャンが始まり、 全ての結果を出力してくれます。 TomoScopeは寸法測定に特化したX線CT装置ですので、 解析ソフトのWinWerthも寸法測定に特化した仕様になっております。 寸法測定にはWinWerth、 WinWerthの機能でカバーできない解析の場合は、 他社解析ソフトとの連携もご紹介しております。 寸法測定メイン、+αでボイド解析、肉厚解析をしたいお客様には、 WinWerthの解析オプション機能を、是非ご活用頂けたらと思います。 以上、今回は、 ”WinWerthの解析オプション機能:ボイド解析、肉厚解析” について、ご紹介致しました。 最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。 -- AK.T