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2021.12.29

E-0117. 認知特性について — M.O

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認知特性について
 
発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/
 
連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」
2021年12月29日号 VOL.117

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
 
 
こんにちは。

早いもので今年も残すところあと3日ですね。
皆様にとって2021年は、どんな1年でしたか。


良いこと、悲しいこと、様々ありましが、
ありがたい事に、今年も笑って年末を迎え、笑顔で年越しができそうです。
今年もお世話になった皆様に感謝です。


さて、今回は年末ということで(?)
測定とは話が逸れますが、

息子に刺激を受けて読み始めた本について、
「勉強方法」を考えるきっかけになったので、
簡単に紹介させてください。



先程、息子に刺激を受けた、と書きましたが、
うちの4歳の息子は、一言でいうと少々個性が強めです。


ありがたい事に、最近息子の得手不得手を知るための
検査を受ける機会がありました。

この検査の結果を受けて、接し方を変えたところ
お互いのイライラが少しずつ減ってきて
早速効果を感じておりまして、


この経験を下に、自分の得手不得手を理解することで
勉強もしやすくなるんじゃないかと思い、
この本に辿り着いた、という経緯があります。



さて、同じ参考書を読んでも、同じ講義を聞いても、
すぐに理解できる人、何回か読んで(聞いて)理解できる人、
全然理解出来ない人、、、 様々いると思います。


それは、"認知特性"の違いが一つの要因にあります。
認知特性とは、五感で処理した情報を
脳で理解し表現する能力のことを指すそうです。


さて、突然ですが、初めて会った人を覚える時
以下のどれに当てはまりますか?


A.顔や雰囲気で覚える
B.名刺の文字で覚える
C.名前の響きから覚える


これらを認知特性の3つに当てはめると、


Aは視覚優位者(見た情報を処理する能力が高い人)
Bは言語優位者(読んだ情報を処理する能力が高い人)
Cは聴覚優位者(聞いた情報を処理する能力が高い人)


となります。



更にここから6つのタイプに分類ができます。


<視覚優位者>
 1.カメラアイタイプ:写真のように2次元で物事を記憶する人
 2.三次元映像タイプ:空間や時間軸を使って3次元で物事を記憶する人

<言語優位者>
 3.言語映像タイプ:文字や文章を映像化して情報を処理する人
 4.言語抽象タイプ:文字や文章を図形化して情報を処理する人

<聴覚優位者>
 5.聴覚言語タイプ:文字や文章を音として情報を処理する人
 6.聴覚&音タイプ:音色や音階などの音楽的イメージで情報を処理する人


上記の説明文一文でうまく伝わるか不安ではありますが、
本で、この6つのタイプの例や詳細を読んで非常に納得しました。


  - 余談 -
  息子の話に戻りますが、息子は電車が大好きで、
  旅行に行く時、車の中から遠くの方で一瞬通った電車を瞬時で記憶し、
  何冊もある図鑑をペラペラとめくり、その中から1つページを指差し、
  「さっき見た電車はこれだよね?」と聞いてきます。

  電車に詳しくない私は正解かどうか判断ができませんが、
  「〇〇周辺を走っている」という説明文を読む限り、合っていそうでした。

  視覚的な能力に長けているようです。

  一方で、「お着替えして、ご飯食べて、保育園の用意して、、、」と
  2つ以上の指示を言葉ですると、ほぼ理解できません。
  聴覚的な能力が低いのでしょう。



そしてこれらの特性の方は、どのような勉強法が合っているのか
上から順番に、簡単に紹介します。


1.カメラアイタイプ
 画像として記憶するのに長けているため、
 何かを覚えたいときは、それを連想させる絵を描いて勉強すると良い。


2.3次元映像タイプ
 時間軸や空間を使って3次元で考えることに長けているため、
 参考書の一部の内容を思い出したい場合、 
 いつ、どこでどんな瞬間にその参考書の内容を見ていたか、
 記憶を辿ってみることで思い出せ、記憶ができる。


3.言語映像タイプ
 文字をイメージや映像に結びつけて、記憶することに長けている。
 参考書を読む際も、その場面をイメージしながら映像として記憶すると良い。


4.言語抽象タイプ
 言葉に数字や図を結びつけることができ、
 ノートを綺麗に分かりやすく纏める能力に長けている。
 覚えたいことはひたすら書いて覚えることに向いている。


5.聴覚言語タイプ
 読んだり書いたりするよりも、聞いて耳から記憶する。
 講義や、動画等の音声教材を使って勉強することが効果的。


6.聴覚&音タイプ
 絶対音感の持ち主に多い。
 メロディにのせて暗記したりする方法が向いている。


本の中には、自分の認知特性を知る診断テスト等もついており、
気になる方は是非、お手にとってみてください。


さて、認知特性についてはここまでとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。



今年最後のご挨拶となりますが、
2021年、大変お世話になり、誠にありがとうございます。


2022年は1月6日から営業開始となります。


来る年も皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。


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M.O

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