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2022.12.28
E-0133. TomoScope導入時に必要な提出書類について — M.H
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ TomoScope導入時に必要な提出書類について 発行:エスオーエル株式会社 https://a13.hm-f.jp/cc.php?t=M357136&c=6090&d=eb6f 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2022年12月28日号 VOL.133 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTによる精密測定やアプリケーション例などをテーマに、 無料にてメールマガジンとして配信いたします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 営業技術グループの長谷川です。 気付けばもう12月、年の瀬です。 先日、出張先で今期初の雪に見舞われ、 もうこんな季節になったのかと しみじみと感じました。 私は今年の1月にエスオーエルへ入社しましたので、 間もなく入社後1年選手となります。 時間が経つのが早すぎて驚きを隠せません。 思い返せば良いことも悪いことも色々とありましたが、 毎年この時期は多忙なため、 バタバタとしながら振り返っている ような気がします。 来年はいったいどんな年となるでしょうか。 2022年は新しい環境に適応することで精一杯でしたが、 その分、得られるものは沢山あり、価値観の変化も いくらかありました。 来年もまた、変化に富んだ学びの多い1年となるでしょう。 今から楽しみです。 さて、本題に入ります。 今回はTomoScope導入時に必要な提出書類についてお話します。 エックス線装置は今や産業界の開発・設計・生産部門等において 非常に重要な役割を担っていますが、適切に導入・使用しなければ 労働災害に発生源となる可能性があり、 使用者の健康へ悪影響を及ぼす恐れがあります。 よって、これらを使用する方々の安全を確保するため、 法令により、設置基準や管理方法が厳密に定められています。 【参考】関連法令一覧 ・労働安全衛生法 ・労働安全衛生法施工例 ・労働安全衛生規則 ・電離放射線障害防止規則 放射線装置を新たに設置したり、移転したり、 構造上主要部分に変更を加える場合、 これらの適法性を監督機関がチェックし、 問題ないかの判断を受けるため、 各種書類を所轄の労働基準監督署長へ 工事開始の30日前までに提出する必要があります。 提出が必要な書類は以下の通りです。 ・機械等設置・移転・変更届(様式第20号) ・放射線装置摘要書(様式第27号) ・設置場所の図面 ・装置のカタログ ・装置図面 ここで、設置場所の図面には管理区域を示す必要があります。 管理区域:外部放射線による実行線量が 3カ月間につき1.3mSvを超える恐れのある区域 加えて、放射線装置の外側における、 外部放射線による1cm線量当量率が20μSv/hを超える場合は、 専用の放射線装置室を設け、その室内に放射線装置を 設置しなければならない決まりがあります。 ではTomoScopeの場合はどうでしょうか。 結論から申し上げますと、 設置場所が分かる図面を提出すれば良く、 放射線装置室を設ける必要はありません。 TomoScopeは装置本体のカバー、扉共に 放射線遮蔽の専用パネルで覆われており、 扉の窓は放射線遮蔽ガラスを使用しているため、 X線の漏洩防止が適切になされています。 実際にX線の漏洩検査を行って測定される実行線量は、 管理区域設定基準の10分の1にも及びません。 加えてインターロックや非常停止ボタン等の安全機構により、 管理区域は装置内部のみとすることが可能です。 少し話が脱線しましたが、 先に記載した書類を工事の30日前までに 労働基準監督署長へ提出する と覚えていただければ問題ありません。 実際にTomoScopeをご注文いただいた場合は、 我々が改めて提出書類について アナウンスをいたしますので、 ご安心いただけますと幸いです。 今年も1年間、弊社のメールマガジンを ご覧にになっていただき、 本当にありがとうございました。 激動の1年となりましたが、 来年も皆様にとって役立つ情報を発信していきます。 健康で良いお年をお迎えください。 -- M.H