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2023.07.26
E-0143.WinWerth 複合品解析の新機能— AK.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ WinWerth 複合品解析の新機能 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2023年07月26日号 VOL.143 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業技術の田井野です。 暑い日が続きますね。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 先日の猛暑日、 息子が出場している競技ドッジボールの大会を観戦してきました。 体育館の中はクーラーを入れているとのことでしたが、全く涼しくなく、 応援の熱気も相まって、クラクラするほど暑かったです! 外気温は35度越えでしたが、まだ風のある外の方が涼しいぐらいでした。 新しめの体育館は涼しかったので、設備の古さによるのでしょうか。 体育館の冷暖房には、過度な期待をしないと心に決めました。 さて、本題に入ります。 今回は、「WinWerth 複合品解析の新機能」、についてお話します。 複合品の解析に関する新しいオプション機能が TomoScope付属解析ソフト、WinWerthに追加されました! その名も、マルチマテリアルセグメンテーション機能、です。 スキャン対象が複合品の場合、 構成する材質によってX線吸収係数が異なります。 スキャンにより得られるボリュームデータは、 X線吸収係数の差が材質の明暗差として反映された データとなります。 この明暗差を利用して材質を分離する機能が、今回ご紹介する マルチマテリアルセグメンテーション機能になります。 処理内容としては、 1.スキャンにより得られたボリュームデータの任意断面を表示させる 2.表示させた断面画像から各材質をマウス操作により領域指定することで、 グレイ値(明暗)の範囲を材質毎に設定 3.設定したグレイ値の範囲を元に、材質の境界面を計算 という具合です。 実をいうと、似たような機能を有している解析ソフトは WinWerth以外にもあり、過去メルマガでもご紹介しております。 しかし、TomoScopeにてスキャン操作をするのはWinWerthですので、 他のソフトで以降の処理を行うには、 データ変換等のひと手間が必要になります。 このひと手間を省き、 全ての工程が一貫してWinWerthで出来てしまう、というのが、 新機能の最大のメリットかな、と思っております。 更に、同じ形状・材質のサンプルであれば、 一度プログラムを作ってしまえば流用できますので、 作成したプログラムを選択し測定ボタンをクリックするだけで、 スキャン~各材質のSTL化と保存までを行うことが可能です。 マルチマテリアルセグメンテーション機能、ご興味がある方は、 是非弊社までお問い合わせ下さい。 以上、今回は、「WinWerth 複合品解析の新機能」、 についてお話しました。 それでは、今日はこの辺で。 最後までお付き合い頂き、有難うございました。 -- 田井野